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桜の花びらが舞い散る頃に。

by 湯村章平

僕の歌で「桜の花びらが舞い散る頃に」という曲があります。
毎年春がくるたびに音源化しようと思い立つも何故か後回しにしてしまう不思議な曲。
決して悪い歌ではない。
むしろお気に入りだったりする。サビとか特に。
それなのに春になってもライブで歌い出すわけでもなく。。。
無駄に温存している春の歌。
ぼんやり五分咲きの桜を眺めていたら、ふとそのメロディーが脳内で流れ出した。
・・・来年の春完成を目処に動き出そうと思う。

先日、母から「おじいさんがアルツハイマー型認知症になった」と連絡が着た。
実は先日僕が帰省した次の日、おじいさんが散髪屋へ行くとメモを残したまま暗くなっても帰って来ないという事件が起きた。
結論から言うと、無事に帰ってきたのだが、様子がおかしく、どうしたの?と聞いたら「帰り道がわからなくなって道に迷ってしまった」と。
どうやら帰り道の途中で道に迷い、自転車でウロウロしていたところ、不審に思った心優しい方が声をかけてくださり、なんと家まで車で送り届けてくださったそうで。
ひとまず生きて帰ってきてくれて本当によかった。
しかしそれよりも哀しい気持ちになった。
自分家までの帰り道がわからなくなるって、、、自分がもしそうなったら本当に哀しい気持ちになる。
それを考えると辛かった。

今年で86歳になるおじいさん。
よく「いつお迎えがきてもおかしくない」と言っているけれど、やっぱりこういう事があると心配だし、どうしても哀しい気持ちになる。
もちろんもっと長生きしてほしいし、長生きしてくれると信じているけれど。
1分1秒でも長く一緒にいたい。
1分1秒でも長く生きてほしい。
幼い頃よくお風呂に入れてもらってたのが懐かしい。
キャッチボールの相手もよくしてくれた。
一緒にサイクリングへ出かけるのが一番の楽しみだった。
畑を耕すじいさんはかっこよかった。

今は離ればなれで、寂しい思いをさせてしまっているけれど、帰ると「おかえり」と笑顔で迎えてくれるおじいさんが世界一好きだ。
とまぁこんなこと書いてたら泣きそうになってきたのでこの辺で終わらせとこう。


湯村章平
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